貴金属の財産 - 土地やお金だけじゃない 家庭用財産の相続

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貴金属の財産

とても大事な思い出が詰まっていて、貴金属を財産ではなく形見として取って置きたいと思っている方も多いと思います。
この時も、貴金属は財産としての取扱いになるのでしょうか。

結論から言えば、貴金属は家庭用財産に含まれています。
貴金属だけに限らず、お金になるものは全て「財産」として扱われます。
ただ「お金になる」ということが、後に複雑な事態を招く恐れがあるので注意に越したことはありません。

形見とは、故人が生前愛用していた物を通して思い出を共有する物にあります。
例えば他の人が見ると全く財産価値も無いような道で転がっていた石でも、思い出が詰まっているのならば立派な形見になります。
でも価値が無くお金にも換えられないので、大きなトラブルにはならないでしょう。
でも貴金属のようにお金に換えられるものとなれば、話は変わります。
もしも相続放棄を希望した場合、価値があると分かっているにも関わらず貴金属を形見として持っておくと、「相続財産の処分」にあたるので相続放棄は認められません。
またあまり仲が良くない親族が「形見」と言って、貴金属を持ち出してしまうことも十分に考えられます。
「お金になる」ということは、相続のトラブルを引き起こしてしまう要因にもつながるのです。

ではトラブルを何としてでも回避するには、どうすれば良いのでしょうか。
1番良いのは貴金属も財産であるという認識を持った上で、親族間としっかり話し合いをすることです。
でも納得がいかずに、話がこじれることも十分にあり得ます。
だからトラブルを事前に防ぐ為にも、遺言書は絶対に必要です。
生前に本人から相続させたいと口約束されていても、全く効力は持ちません。
でも遺言書に記されていれば、貴金属は相続出来るという訳です。

怖いのは相続財産ではないと勝手に思い込んだ上で、親族間で話し合いを進めることです。
数は多く大変な作業が強いられるかもしれませんが、何が財産として扱われるのかをしっかりと確認するようにしましょう。