骨董品の相続税 - 土地やお金だけじゃない 家庭用財産の相続

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骨董品の相続税

亡くなった家族の遺産について調べていると、思わぬところから予想していなかったものが出てくるケースがあります。
一般的に遺産相続の対象となる財産は預貯金などの現金や賃貸マンションや賃貸アパート、貸家、オフィスビルなどの建物・土地などの不動産、株式などがあげられますが、それ以外にも対象となる財産はたくさんあります。

中でも意外と見落としがちになっているのが、亡くなった被相続人の趣味に関するもので、よくあるのか骨董品集めを趣味にしていたケースです。
骨董品は遺産相続の対象となる財産ですから、当然誰が相続人となるか決める必要があるものです。
しかし実際にはそれほど大きな扱いをされることはなく、比較的すぐに相続人が決まるあるいはそのままにされてしまうことがほとんどです。

と言うのも遺産相続をする際には相続税が発生する可能性があるため、ここを意識して相続する必要があるのですが、一般的な骨董品の場合相続税の対象になるほどの価値のものを所有しているケースは極めて稀です。
よく自宅に眠っているお宝を鑑定するテレビ番組などがありますが、そういったところで注目されるような骨董品が一般家庭にあることはほとんどありません。
また、相続税の対象となる金額は相続する財産の総額から基礎控除額あるいは配偶者控除額を引いた金額になりますから、それを超えない限りは相続税を納める義務は発生しないのです。

基礎控除額は3,000万円+(600万円×法定相続人の人数)の計算式で出すことができますが、たとえば被相続人に家族が3人いた場合は3,000万円+(600万円×3)になりますから、基礎控除額は4,800万円になります。
この金額を超えなければ課税対象にはなりませんので、それくらいの価値がある骨董品というのはかなり珍しいと言えます。
配偶者控除になると1億6,000万円を超えない、あるいは基礎控除額内であれば無課税になりますので配偶者が相続するとなると、ますますその可能性は低くなります。

たとえそれ以上の価値があったとしても、骨董品に興味がない人にとっては無駄なものになってしまいますし、相続税が発生するとなれば逆にやっかいな財産となります。
したがって高額になる可能性の骨董品を相続する場合は、近くの美術館などに寄付することをおすすめします。
寄付すれば相続税の対象にはならないという特例を受けられますから、その分相続税のかかる金額を抑えることができます。