骨董品の価値 - 土地やお金だけじゃない 家庭用財産の相続

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骨董品の価値

近年、遺産相続のときに話題になるのが骨董品の価値についてで、困っている相続人が増えていると聞きます。
骨董品と聞くととても高価なものをイメージしますし、財産としての価値がとても高く持っていると得をするのでは?と思われるかもしれませんが、実はそうでもない場合があるのです。

遺産相続には相続税が発生する場合があって、これは相続した財産の総額から基礎控除額あるいは配偶者控除額を引いた金額が対象になります。
たとえば被相続人に配偶者と子供2人いた場合、基礎控除は3000万+(相続人の人数×600万)の計算式で計算することができますから、この場合は3000万+(3×600万)になりますので基礎控除額は4,800万円になります。

もし相続する財産の総額が8,000万円の場合は8,000万円-4,800万円で3,200万円が相続税の対象になります。
ですからまずは相続の対象となっている財産の総額を出さなければなりませんが、骨董品の場合は専門家に鑑定してもらうくらいしか正確な価値を知る手段はありません。

困ったときには税務署に相談するのが良いと聞きますが、税務署に問い合わせたところで専門家に鑑定してもらうくらいの提案しかされないでしょうから、場合によっては鑑定料のほうが高くなってしまう可能性もあります。
また、下手に高価な価値があると分かってしまっても、骨董品は売れなければお金にすることができませんので買い手がつくかという問題が出てきます。

もそ基礎控除額や配偶者控除額を上回る金額の評価を得てしまうと相続税が発生し、それを期限までに納められない可能性も出てきます。
買い手がつかないまま相続してしまったために相続税を納めるハメになってしまっては何だかバカバカしい気持ちになりますし、何より金銭的な負担も大きくなります。

買い手が確実につくものであれば持っていて得でしょうが、最近では骨董品そのものの価値も低くなっていると言われていて、よっぽど知名度の高いものでない限り高値で取引されないと言われています。
たとえば重要文化財としての指定が受けられれば国や地方自治体が買い取ってくれますが、そうでないものは家財一式として計算してしまったほうが無難です。

このように骨董品は思わぬところで自身に負担になることが考えられますから、相続するときには十分に注意が必要です。
もし骨董品がある場合にはまずそれがどんなものなのか調べ、その後どうするか決めるといいでしょう。